書籍名 「明日やろうはバカヤロー」
遠藤 保仁 著
2010年10月01日初版

アジア最優秀選手にも選ばれた事もある日本を代表するJリーガーが
2010年の南アフリカワールドカップ辺りにサッカー雑誌に連載していた
コラムをまとめたもの。
書籍名の元ネタはドラマ内でのセリフらしい。(プロポーズ大作戦)
「明日やろうはバカヤロー」は彼のサッカーに対する思いを表していると感じた
準備は怠らない。全力でやる。
そのために無駄な事は無理にしない。
ただサッカーは一人では出来ないのでもちろん独りよがりな事は
無意味だと知っている。
彼のポジションはボランチと呼ばれるチームを
コントロールする重要なポジションでとても人気があり、
且つ優秀な選手が集まるところである。
それなのに人気実力ともに安定して日本の不動のボランチと呼ばれる人が
どう考えているのかがわかった本であった。
●サッカーが好き
●技術があるのは当たり前
●自分が評価される事も考えてはいる。
いつもサッカーでは勝つことだけが評価となるのでそのためには
どうするのが一番いいのか?サッカーのすごく上手い人が
チームの勝利を一番に考えて人一倍サッカーをやっているのだから
そりゃ、だれも勝てないな。と思った。
ただこの本で一番印象に残ったページがサッカーのことでは無く
ボクシングの亀田三兄弟のお父さんの言葉に納得していたところだった。
以下 P46から 引用
。。。メンタルが弱くて、試合前になると相手にビビってボクシングが小さくなってしまう次男に対して
「負けたらお前が弱いってだけのことやんけ!そのことになんでビビる必要があるねん!」って怒鳴っていた。
その言葉にすごく納得した。。。
と語っていた。飄々と何のプレッシャーも感じず、
数々の大舞台やPK、フリーキックを決めていた様にみえていたが
この言葉に納得したというのはプレッシャーを考えてしまう事があるんだな。
と思った。
サッカーだけで無くすべての中高生におすすめの本です。
でもサッカーをやっている人の方が遠藤選手の凄さが伝わり、より楽しめる本
かもしれません。
塾生が書いたものです。笑
